トイレはすぐに流してはいけない?排せつ物でわかる健康チェック!(2)
よーさん。です。
前回に引き続き、排せつ物でわかる健康チェック(2)です。
今回は“尿”についてお贈りします。
はじめに
前回、「排せつ物は健康状態を教えてくれる貴重な情報源」とお伝えしましたが、もちろん便だけでなく、“尿”も同じことが言えます。
しっかり観察することで、身体の異変に早期に気が付くきっかけになることもあります。これから細かく紹介していきますが、食事前や想像力が豊かな方は自己判断でお願いします(笑)
排尿の基礎知識
・1回のトイレの尿の量
⇒150ml~250ml (約コップ1杯分)
・1日にトイレに行く回数
⇒昼間 4~7回 夜間0~1回(高齢者は0~2回)
・1日の尿の量
⇒1000ml~2000ml (牛乳パック1~2本)
※これが目安となる一般的な数値です。
これより、明らかに量が少ない、回数が少ない、逆に量が多い、回数が多い場合は排尿のトラブルがあると考えられます。
尿の色
・淡黄色~黄褐色
正常な尿の色だと言われています。
・赤色
血尿(けつにょう)と言われ、血の混ざった尿は腎臓や尿路の異常、腎炎、結石、がんなどの可能性があります。
最初だけ赤い尿が出て、終わりごろには正常な色になる場合は尿道口付近からの出血が考えられます。
・白色
細菌感染による腎盂(じんう)や膀胱炎の場合は白く濁った尿が出ます。
※寝起き、脱水症状、ビタミン剤の服用、の場合は色の濃い尿がでます。
特に健康上に問題はありませんが、濃い尿が続くようであれば専門医を受診しましょう。
・泡が消えない
尿にたんぱく質や糖分が多く含まれると、泡がでる場合があります。
毎回大量の泡がでたり、泡がなかなか消えない場合は腎炎や糖尿病、肝機能障害が疑われます。
食事や運動などの影響もあります。
尿のにおい
・アンモニア臭が強い
アンモニア臭が強く、排尿時に痛みがある場合は尿路感染症が疑われます。
・甘酢っぱい
果物が腐ったような臭いがする場合は、糖尿病や肝機能障害、栄養失調、脱水の可能性があります。
まとめ
いかがでしたか。
排尿に関するトラブルを抱えている人は非常に多くいます。
トイレに座ってもすぐにでない。スッキリしない。ちょろちょろ出る。など少しでも気になることがあれば早めに受診しましょう。
排尿障害が出現するとトイレが近くにないと不安になり、思うように外出ができなくなります。何事も早期発見が大切ですね。
少しでも参考にして頂けると幸いです。
よーさん。でした。