よっこいしょ!

介護の仕事を通して感じたことをお贈りします。

よーさん。の介護塾!介護保険の掃除はヘルパーの自己流?

よーさん。です。

前回は介護保険での“掃除場所”について書きました。

今回は介護保険での“掃除内容”についてお贈りします。

 

ヘルパーさんの事を、掃除のプロと勘違いされている方が多くいます。

しかし、私たちは掃除のプロではありません。

業務用の大きな掃除機も、魔法のよう洗剤も持って行きません。

基本的にはご利用者様の自宅にある物で、その家の方法で掃除します。

なので掃除道具も方法もその家庭ごとに異なります。

「ここは、これを使ってこうやってこんな風に」と要望がない限り、

掃除方法についてはそのヘルパーさんの自己流です。

もちろん、掃除が得意なヘルパーさんもいれば、掃除が苦手なヘルパーさんもいます。

おむつ交換や移乗介助(車椅子からベッドなどへ抱えて移動させる介助)など身体介助(直接利用者様の身体に触れる介助)に関しては、介護福祉士などの資格取得時に勉強しますし、各事業所で指導や研修会等もされているかと思います。

しかし、掃除方法については細かく指導している会社はほとんどないと思います。

知識として掃除機は畳の目に沿ってかけましょう。程度だと思います。

「え!なによそれ、仕事でしょ!そんなのでお金取っていいの?」

と聞こえてきそうですが…

介護保険での掃除とは、日常的な掃除です。

なので逆に言えば、専門業者のようなプロでしか出来ない掃除は日常的ではないんです。

日常的な掃除とは、みなさんが普段ご自分の家を掃除するような感じです。

普段ですよ、普段(笑)

なので家具を移動させる掃除や、床のワックス掛け、換気扇、排水溝、窓ふき、電球の交換、カビ取り、草むしり、ペットの世話、車の掃除、などなど…

介護保険ではできません。

市区町村で多少の違いはあるかもしれませんが、あくまで介護保険でできる掃除は日常的な掃除です。

よーさん。の過去の経験では、「扇風機を分解して洗ってほしい」「ベトベトの電子レンジの中を綺麗にしてほしい」「焦げ付いたお鍋を綺麗してほしい」などがありました。

ずばり‼過去の汚れは取りません。これから汚れないように。という考え方です。

ただ、訪問介護事業所によってはその会社独自のサービスで介護保険ではなく自費のサービスもあると思います。

会社や内容によって違うと思いますが、だいたい1時間3,000円~5,000円程度でしょう。

(よーさん。の事業所は介護保険外の掃除は1時間3,000円です)

自費サービスでしたら、介護保険では出来ない大掃除や草むしりも可能ですので一度問い合わせてみるのも良いかと思います。

※ただし、自費サービスとは言っても掃除に来るのは普段介護保険のサービスで来ているヘルパーさんや、別の登録ヘルパーさんが来る場合が多いです。

なので換気扇の掃除や専門知識が必要な作業を求める場合は、やはり専門業者に依頼しましょう。

前回も合わせて、ここまで介護保険の掃除について書きました。

ざっくりとした内容で、まだまだお伝えしたいことはありますが、

「おいおい、どんだけ掃除の話するねん」と思われそうなので、

この辺でやめておきます(笑)

今回の内容は、同じ介護保険の生活援助“調理”に関しても同じことが言えます。

ヘルパーさんは料理のプロではありません。

むしろ、料理が苦手なヘルパーさんの方が多いです。

なので、「〇〇のムニエル」「〇〇を添えて…」「〇〇仕立ての…」

みたいなお洒落な料理は当然無理です。笑

これは大袈裟ですが、たとえばよーさん。が今までで1番驚いたのは、

利用者:「今日はカレーをお願いします」

よーさん。:「はい、わかりましたー」

トントントンッ 快調に具材を切ります。

《 な、ない!どこにもない(汗) 》

よーさん。:「あのー…、ルウはどこにありますか?」

利用者「ルウ?フンッ。うちは今まで市販のルウなんて1度も使った事ありませんよ。いつもこのスパイスを混ぜて…」

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画像引用元:イラストAC

                 

 もうお分かりですよね?(笑)

介護保険の調理は日常的な調理しかできません。

※ちなみに、家族様の分は作れません。

※糖尿病の方への、減塩食など専門的な知識が必要な調理は生活援助ではなく身体介助になります。なので普通の調理より少し料金が高くなります。

 

どうでしょうか?

少しでも介護保険ってこんな感じか。と理解して頂けたら嬉しいです。

では今回はこの辺で。

よーさん。でした。

 

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