介護用品を家にあるもので代用する!
よーさん。です。
最近では様々な介護用品がありますが、介護用品って「え、そんなにするの?」と思うほど意外と値段が高かったりします。確かに高齢者のことを考えて専用に作られているので細かい工夫があり使い勝手の良い物もありますが…。
そこで、今回は家にあるものでも介護用品の代用として使える便利なものを紹介していきます。
はじめに
介護には“基本”はありますが、正解は1人ひとり違うと思います。
いくら基本通りでも利用者全員に同じやり方をしていては、決して正解とは言えません。
介護用品も同じだと思います。
お金に余裕のある方ばかりではありません。
そんな場合でも専用の介護用品だけでなく、家にあるものをうまく代用し介助の“質”を落とさないのも私たち介護のプロの仕事だと思っています。
それでは、家にあるもので介護用品に代用できる代表的なものを順番に紹介していきます。
1.新聞紙
介護現場では最も重宝します。
よーさん。が昔働いていた施設では、スタッフが家から新聞紙を持ってきて使っていたほど介護現場では欠かせないものです。
①1番使用する場面は「排せつ物の処理」です。
交換後の汚れたオムツを新聞紙で包むことで、印刷されたインクが臭いを吸い取り消臭効果になり排せつ物の処理には最適です。
新聞紙で包んだあとにビニール袋に入れるとほとんど臭いは気になりません。
②オムツ交換の際に水様便などの場合、ベッド上に新聞紙を敷くこともあります。
これでシーツに便が付着することがありません。
③防水シーツの代用でシーツの下に新聞紙を敷いても使うこともできます。
④尿汚染で「トイレの床がビショビショ」なんて場合も新聞紙で吸収させてから、拭くと簡単で時短にもなります。
⑤手浴や足浴の際にバケツの下に敷くこともよくあります。
多少水がこぼれても吸い取ってくれるので安心です。
2.ゴミ袋
これはゴミをまとめて捨てる時に…
「ってこれはあたり前田のクラッカー!」
ゴミ袋は「スライダー」の代用で使います(笑)
ベッドで寝ている利用者はどうしても下(足元)の方へ落ちてしまいます。
介助する方が女性の場合、利用者を上(頭側)へ引き上げるのはかなり力が必要で大変です。そんな時に役立つのが“スライダー”です。
ツルツルとした生地で、利用者の背中の下に敷くことで少しの力でも滑って上へ引き上げる事ができます。
このスライダーは購入やレンタルもできますが、ゴミ袋で代用できます。
↑絵のように底の部分を切り筒状にすることで、滑らかに動いてくれます。
3.ペットボトル
ペットボトルは「陰洗ボトル」の代用で使います。
陰洗ボトルとは中に適温のお湯を入れ、オムツ交換の際陰部にお湯をかける時に使います。オムツ内で便が出た場合はおしり拭き等で拭くだけでは綺麗になりません。
しっかりとお湯で流し陰部洗浄することで清潔保持に繋がります
そのままでは、一気にお湯が出てしまい使い辛いので↑上のイラストのように、キャップに穴を数か所開けるとさらに使いやすくなります。
まとめ
いかがでしたか。
訪問介護をしていると、たくさんの利用者の家に行きます。
それぞれの家庭でさまざまな工夫があり、よーさん。も日々学ぶことがたくさんあります。
そんな実際の現場で得た情報を少しでもみなさんにお届け出来ればと思います。
では、今回はこの辺で。
よーさん。でした。
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